アトピーっ子・アレルギーっ子育児

クリスマス会においもケーキを持参したら「かわいそう」と酷評された過去。アレっ子の娘に作った500個のお弁当から伝えたいこと。

こんにちは!

ひろこです。

突然ですが

「子どものアレルギーの食事って
作るのが大変そうだなぁ」

って思ったり、

「アレルギー対応食を作るのって結構大変だな」

「ってかこの子将来、アレルギー良くなるのかな」

「小学校行った時に、食べられないままで
友達に何か言われたりしないかな」

とかって悩んだことってありますか?

スマホのアルバムを何となくとスクロールして出てきたこの写真。
長女の幼稚園生活さいごのお弁当写真なんです。

 

長女の通った園は給食はなくて、
水曜日以外の週4日間がお弁当日でした。

 

なのでこの写真は、
長女へ3年間で約500個のお弁当を作ってきた中の
1個なんです。

 

お弁当に限らず

アレルギーやアトピーの子の食事づくりって大変そう…

というイメージがあるかなぁと思うのですが、
個人的には、そんなこともなく。

わたしはそれほどしんどい思いをせずに、
日々の食事やお弁当づくりをつづけてくることができました。

 

それはたぶん

子どもの食事に対して、
大切にしていた想いがあったからかなぁと思います。

 

ということで今回は

 

わたしがアレッ子ママとして

・どんな想いで子どものお弁当をつくっていたか?

・アレッ子の食事づくりで大切にしてきたこと

について、書いていきますね。

「子どものアレルギーがあると周りに色々言われるし疲れる」
「アレルギー対応で周りに気をつかって疲れる」

みたいなママには、参考になるんじゃないかな?と思います^^

「ちょっとくらい食べられないの?」何気ない一言に傷ついてきた過去

うちの長女が生後7か月からの【アトピッ子】でした~

というお話はいろんなところで書いていますが、

(→詳しくはプロフィール記事へ♡)

 

同時に複数の食物アレルギー(マルチアレルギー)をもつ

【アレッ子】でもありました。

避けていたものは、

小麦・卵・くるみ…

アレルゲン以外にも、乳製品やマーガリンやショートニングなど「アレルギーやアトピーの改善を妨げるもの」も、基本的には外していました。

 

 

…はい、お気づかも知れませんが、

パン・パスタ・オムライス・フライドチキン・たこ焼き・ビスケット・ドーナッツ・ケーキ…

世の中で「おいしい」「子どもが大好き」とされているほとんどのものは
食べることができませんでした。汗

 

なので

ママ同士のランチ会とか、家族ぐるみで参加するクリスマス会とか
なかなか「みんなと同じもの」を食べるのは難しいことが多く。

 

アレルギーやアトピーのことを共有してもらうため、事前のお知らせは必須。

 

これがまた

毎回けっこう気をもんだんですよ(*_*)

 

「うちの子アレルギーがあって~」

「卵とか小麦とか、いろいろ除去してるから、ご飯はお弁当もっていくね」

「おやつは自分の分は用意するから、お気遣いなく~」

 

などなど、事情を伝えると、

 

「そっかそっか~、大変だね。」

「それだけのアレルギーに対応してご飯つくって、すごいね。」

「子どものために頑張ってて、えらいね。」

 

と、労いの言葉とともに

うちの子も同じ物が楽しめるようなメニューを考えてくれたりしたときは
すごくうれしくて、ありがたかったです。涙

 

一方で、アレルギーへの理解が得られず
今でも忘れられないくらい
悔しい思いをしたこともあって。

 

それは、娘が3歳のときの冬。

4組の家族で旅館に一泊して、
クリスマス会をしたときのこと。

旅館の夜ご飯とは別に、
食後にクリスマスケーキを用意しておいて
みんなで食べることになっていたので

うちは娘も食べられるよう、
ケーキっぽいものを作って持参したんです。

 

いつも家で娘がよろこんで食べている
サツマイモをクリーム状にして、米粉カップケーキの上にしぼった上に、
イチゴをトッピングした「おいもケーキ」でした。

さぁみんなでケーキを食べるぞーーって時。

うちの家族以外は、
イチゴがたくさんのった、
大きなホールのショートケーキを取り分けていたんです。

 

それを見た娘が、
何気なく「おいしそうだね。」って言ったので

わたしは
「そうだね、おいしそうだね。大きくなったら食べようね^^」と応えました。

 

それを聞いていた一人のママが

すかさず、悪気なく

 

「長女ちゃんも、ちょっとくらい食べられないの?
かわいそうじゃない?」

 

って言ったんです…。

 

 

(心の声)

 

いやいやいや!!

ちょっとも食べられないから、手作りして持参してるじゃん><
食べられたらこんなことしてないよ!

 

しかも、簡単に“ちょっと食べる”とか言うけど、
ちょっとでも食べたら、後がほんとうに大変なんだよ。涙

 

せっかくキレイに保ってるお肌が一瞬で荒れて、かゆくなってしんどい思いさせて
もとに戻るまで2週間くらいかかるんだからーーー!!

 

その上「かわいそう」って…
本人にいちばん聞かせたくない言葉なんだよ…。

アレルギーがあるって、
不便なことはあっても、不幸でかわいそうなことじゃないのに。

「わたしはかわいそうな子」って思わせたくないのに。

 

おいもケーキだって、ふつうにおいしいんだよ?

 

あぁ…アレッ子ママの気持ちって、
これほどまでに理解されないのか…(´д`)

 

と、心底がっくり。

 

おいしそうにおいもケーキを頬張る娘を見ながら、
悔し涙が溢れてくるのを必死でこらえていました。

 

クリスマス会は楽しかったんです。

娘も、年の近いお友達と一緒に過ごせて、
とても楽しそうでした。

 

でも、やっぱり集まりには食事やおやつタイムがつきもので。

わたしは正直しんどかった…。

 

それまでも

そんなに除去してたら、食べるものなくない?」とか

普段なに食べてるの?」とか

何気ない、心ない一言に傷ついてきていたし。

 

集まりに参加しにくいな…と気が重かったり

人に気を遣わせるのがイヤだな…と憂鬱だったり

 

「いちいちめんどくさい!!!
もうアレルギーに理解のある人以外とは、ママ会したくない!!!!」

と布団に突っ伏して叫んでみたり。

 

辛い思いをするくらいなら、
いっそのこと集まりに参加しない方がラクなんじゃないかと

何度となく悩んできました。

避けたいものがあること≠おいしいものを諦めること

でね、
何で
「アレルギーがあってかわいそう」って言葉が出るんだろう?

って考えていて、気づいたんです。

 

「かわいそう」って言葉の裏には、

食事の制限が多い=おいしいものは食べられない
って先入観があるんじゃないか?って。

 

でも、それは違う。

 

「避けたいものがあること=おいしいものを諦めること」
では絶対にないって、

わたしは強く思うんです。

 

“みんなとおなじ”にしようとすると

代替品を考えたり、しんどいこともあるけど

 

日々の食事に関しては

普通においしいものを楽しめます

 

この3年間のお弁当の一部を見てもらえば分かるように

 

これだけたくさんの制限があっても

そんなに驚くほど特別なものはつくっていないし

特別なものを食べさせているわけではないんです。

(画像が古くてガビガビですみませんw)

特別なもの、といえば
米粉パンやコーンパスタくらいかな?

パスタはコーンでできている
グルテンフリー麺にお世話になりました。

米粉パンは、焼いたり買ったり。

簡単においしくなる工夫としては
お肉やお魚は発酵させている、とかね。

 

普通においしそうでしょ?笑

 

かぁちゃんのお弁当、いっつもおいしいよ♡

 

と、娘も満足してくれていました^^

 

「アレルギー対応食を作り続けてすごいね」

「え、食べるものなくない?」

 

と言われることもあるけど

 

特別すごいことしてるわけじゃないし、
食べるものもあるんですよ。

 

小麦のパンが食べられなかったら、主食はご飯でいいし
今は便利なアレルギー対応食品も気軽に手に入るしね。

 

食べられるもの中で選べば良い、それだけのこと。

 

 

それでもね、

家庭のなかではそれで良くても
娘がこれから大きくになるにつれ

 

学校給食や友達との集まりで
“みんなと同じじゃない”場面が増えて

彼女なりに
いろいろと感じるところが増えていくだろうな、
とは思っていました。

 

だからこそ

そんな長女に向けて、毎日のお弁当をとおして
伝えたかったんです。

 

避けたい食べ物があることと
おいしいものが食べられないことは、
絶対にイコールじゃないよ。

 

そんなメッセージをこめて、お弁当をつくってきました。

 

わたしのポリシーは、

 

制限があるなかでも
“おいしい”は、あきらめない

ということ。

 

食事で避けたいものって、
食物アレルギーじゃなかったとしても
あるじゃないですか。

 

たとえば

イスラム教の人は宗教上の理由で豚肉が食べられないし、
信念があってヴィーガン(お肉やお魚を食べない)を選んでいる人もいるし。

いろんな制限のなかで食を楽しんでいるひとは、
世界にごまんといるんだもん。

(ちなみにうちの夫は、アレルギーじゃないですが、
エビとかカニとか苦手で食べません。笑)

 

食べられないものがあることで

不便なことがあるかもしれないけど、
不幸だとは絶対に思わせたくない。

 

人一倍食べることが大好きな長女に
食に関してさみしい思いをさせたくなくて。

避けているものがたくさんあっても
豊かな食生活は楽しめるんだよ
ってことを、

500個のお弁当をとおして証明したかったんです。

 

わたしの想い、伝わってたらうれしいなぁ。

 

いつも米粒ひとつ残さず食べてくれた長女なら
きっと受け取ってくれたはず…。

 

ちなみに現在は、

アレルギーの血液検査結果も、
晴れてすべてクラス0になりました^^

 

お友達とのおやつタイムも家族での外食…

食事やおやつっていろんな場面で
ほとんど制限なく楽しむことができるようになり

もともと食いしん坊な長女は、
ますます食べることを楽しんでいます^^

 

アレルギーやアトピーだったことで、
彼女なりに

我慢したり辛い思いをしてきたこともあると思う。

 

その経験があるから、

人の痛みをわかってあげられる人に育ってくれてるんじゃないかな、
と思うのです。

 

娘もわたしも

アトピーやアレルギーに関してはいろいろと辛い思いもしてきたけど
アトピーやアレルギーじゃなかったら経験できなかった感動もあったな、
と今では思います。

 

きっと

人生に無駄なことなんて何ひとつないから
この経験を糧に、
悩んでいる誰かを少しでも笑顔にできたらうれしいです^^

無料で<ママのための発酵>が学べる発信をしています

わたしの長女は生後7か月でアトピーを発症し、

とおしすがりのおばちゃんに「かわいそう」と言われるほどの
じゅくじゅく痛々しいお肌でした。

 

長女のアトピーとアレルギーを治そうと
健康法や食事法を学びまくって試しまくった末、

「これだー!!」と思えたのが発酵

 

 

海外から入ってきた食事法とは一線を画し
発酵は日本にもともとあった食文化。

日本人のカラダには何よりぴったりの健康食だと実感することができたんです。

お医者さんでもない、普通のママが
おうちで家族の健康づくりをする上で、


発酵の知識や発酵食品の活用は
強い味方になってくれました。

 

腸内環境を意識し、生活に発酵を取り入れることで
長女の体質改善に成功!

今やツルツル光るお肌が自慢の女の子です♡
(言わないとアトピーだったとは全く気づかれません。)

アレルギーで制限があった食事も
ほとんど制限なく楽しめるようになりました。

 

また、
幼稚園教諭・保育士時代に感じていたことでもあるのですが
子どもの育ちと食は密接な関係があります。

 

おなかの中が発酵している(腸内環境が整っている)と情緒が安定し
子どもたちはのびのび育っていくんだなぁと

娘たちや、生徒さんのお子さんを見ていて思います。

 

日々の食生活が子どもを伸ばすことも
逆に子どもの可能性を妨げてしまうこともあるんです。

 

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